スポーツ

09/19/2008

子どもとパラリンピック

とうとう北京パラリンピックも終わってしまいました。昨日の閉会式の聖火が消えた瞬間、とても寂しい気分になりました。

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オリンピックを観戦したのも初めてなら、パラリンピックを観戦したのも初めてでした。日本から理学療法士をしている方が観戦に来らたので、時々私と子どもも一緒 に観戦させていただきました。ケガをした人や障害を持つ人の運動機能のリハビリやトレーニングを行う仕事をされているだけに見る目 が違い、興味深かったです。

オリンピックが終わると、子どものお友達のお母さん方が「子どもがパラリンピックを観たがっているので、チケットを買いたい。」と、チケットを購入された方も多くいました。

「車いすバスケでどんなふうに車いすを操作しながらバスケをするの か見たい。」、「義足やレーサーで走る姿を見たい。」と、子どもたちはパラリンピックスポーツに対して真直ぐに興味を示しているのに驚きました。

実は親の方はパラリンピックや障害者スポーツを観戦したことがない人がほとんど。でも子どもがど んな受け止め方をするか心配で、観戦を見送る予定だった人々も、結局は子どもを連れてパラリンピックを観戦した方が多かったようです。

子どもの世界は大人よりもシビアで、見かけの違いをぶっきらぼうに指摘します。日本人は特に「普通と違う」ということを嫌うので、子どもがパラリンピックを素直に受け止めてくれるか心配している人も多いかと思います。

でも、いろんな人と話していて、とまどいを抱いているのは子どもというより、大人の方に多いことが段々わかってきました。今まで見たことのない世界ですからやむを得ないと言えば、そういうことになります。

子どもは試合で選手の活躍を見ると途端にその競技が好きになったり、自分のヒーローになります。水泳の鈴木選手や河合選手、車いすテニスの国枝選手は子どものヒーローです。でもまたすぐに忘れもするんですよね。オリンピックやパラリンピックをこれだけ観戦できたなんてたいへんな機会を得ているわけですから、大きくなった時まで覚えていてほしいです。写真は銅メダル獲得でガッツポーズを取る鈴木選手。

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日本に帰ったら、今回見た種目の観戦にぜひ出かけたいと思います。スポーツのメインストリームが進むといいですね。

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09/18/2008

成田真由美さんとカイ

080917_1_2 北京パラリンピックの観戦で楽しみにしていたのは成田真由美さんの泳ぎを見ることでした。私は水泳を2回見に行きましたが、成田さんの泳ぎを見ることはできませんでした。

今回は階級が突然変わり、一段軽い障害のクラスとなったため、メダルを取ることが難しくなったのは本当に残念ですが、それでも中国では、成田さんを病気や事故など数々の障害を乗り越えて、3回のパラリンピックで15個の金を取った不屈の精神の持ち主として「嵐(苦労)の後に虹が見えた」と紹介しています

昨日自宅のテレビで陸上800mT52の伊藤選手、高田選手の金、銀フィニッシュを見た後に(おめでとうございます!)、成田さんと、アトランタパラリンピックからのライバルであり、友人だった、ドイツの故カイ・エスペンハインとの友情ストーリーを成田さんのお話しから紹介していました。

この話は有名な話で、日本でもご存知の方も多いでしょう。私も以前何かでこの話を聞いて知っていました。

ストーリーの内容はここからどうぞ。中国のテレビ映像ですが、成田さんの語りもなんとか聞こえます。

日本語がよく聞こえないよ、と言う方のために。。。

成田さんとカイは試合を通して良きライバルであり、良き友人だったのですが、2002年カイの具合が悪いという知らせが成田さんの元に入ります。し かしこの時、成田さんも病床の身で入院していました。成田さんはドイツに行ってカイに会いたくとも、会えないもどかしさから、千羽鶴を5日でおり上げ、ド イツに送りますが、千羽鶴が着いたのはカイが亡くなった翌日のことでした。しかし幼稚園の先生をしているカイのお母様は日本人が「祈りを込めて千羽鶴をおる」という意 味をよくご存知で、しかも彼女が病床で5日で折った鶴ですから彼女の想いをしっかりと受け止めてくれました。

2004年のアテネパラリンピック、カイのいないパラリンピックで成田さんは7個の金メダルを手にします。その中の50m背泳ぎではカイの世界記録が破られることはありませんでした。

アテネ後の2005年、成田さんはドイツを訪ね、「あなたが生きていたら、あなたが取っていたメダルだから。」と、50m背泳ぎの金メダルをカイのお墓に捧げました。カイのお母様はとても驚かれましたが、成田さんの意思は強く、そのメダルはずっとカイの御遺族のそばに置かれることになったのです。またこの旅が彼女を北京へ挑戦する励みにもなったそうです。

彼女のやさしさや思いやりはパラリンピック精神に「女王」の存在を確認できるものだったのでしょう。プールでメダルはなくても、彼女の行動は十分「金メダル」に匹敵するものだったので、このストーリーが取り上げられたのでしょうね。キャスターもすすり泣いていました。

私もこのお話、何度聞いても涙が出てきます。しかも清々しい。パラリンピックの選手たちは病気や障害、命とも闘いながらも、スポーツに打ち込んでいるんですね。

できればもう一度、ロンドンパラリンピックでも成田さんの「不屈の精神」をみせてほしいものですが、どうでしょうか。

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09/16/2008

The King of Wheelchair Tennis

080916_2 昨日の北京パラリンピック、車いすテニスの決勝戦を見に行ってきました。

パラリンピックのチケットが販売されてすぐに買ったチケット。楽しみにしていたんです。

この日は1時から女子ダブルス決勝があり、また急きょ前日に中断された男子ダブルス決勝も入り、一番最後の国枝選手が出場する決勝戦の開始が遅れていました。

しかし、このオランダ対オランダとなった女子ダブルスがなかなか終わらなく、また同じ国での決勝戦なのであまり盛り上がりもなく、子どもは退屈していました。結局3時間かかって終わり、その後男子ダブルス決勝の続きが行われました。

席を前の方に移動して、より迫力を感じ取ることができる上に、男子の試合で、パワフルなショットを目の前に子どもがノッてきました。

この男子ダブルスはフランスが優勝したのですが、ジャン・レノのようなJeremiasz選手がなかなか素敵、試合後はシャツを脱いで肉体美を披露してくれました。しかし何で脱ぐんでしょうね。

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夕方5時過ぎになってようやく始まった男子シングルス決勝戦、相手はオランダのAmmerlaan選手。世界ランキング2位、アテネパラリンピックの金メダリストです。国枝選手が世界ランキング1位ですから、まさに王座対決。

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センターコートに入ってきたときにはちょっと緊張しているような感じにも見えました。リラックスして伸び伸び。プレーしてくれたらなと思っていました。

実は準々決勝も観戦してたのですが。。とはいっても、テニスセンターに入るのにセキュリティチェックで大量の団体公園入場者とかち合い、時間がかかってしまい、第2セットしか見ることができなかったのが悔しい!公園入場者と試合観戦者と入口を分けてほしいです。

準々決勝の時の方が伸び伸びプレーしていたように見えました。

国枝選手得意のコートの外に跳ねるサービスで、サービスエースを取っていきます、サーブレシーブでもコートの隅やエンドラインぎりぎりをつくレシーブも見られましたが、さすが世界ランキング2位を相手だからか、時々レシーブが甘いところに返るのが気になります。やはり緊張していたんでしょうね。

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子どもも初めて見る国枝選手のプレーに驚き。「国枝選手すごいねー!」の連続でした。目がパチパチしてましたよ。

良い時と少し乱れる時の波があっても、またちゃんと元の国枝選手のプレーに戻れるところがさすが。結局第1セットを6-3で取りました。

観客席には北京在住の日本人が多く来ていました。どこを見ても日の丸があるセンターコート。休憩の度どこからともなく起きる「ニッポン、チャチャチャ」。

私の両隣の席の中国人は国枝選手を応援していましたよ。サービスエースを取ると、「オー!」と声を上げて感動。私の前の座ってはいけない列に座り、ボランティアから怒られても居座り続けた中国人はオランダを応援していましたが、国枝選手のナイスプレーには拍手を送っていました。

第2セットでも大きな乱れはなく、また相手に1セットも許すことなく、ダブルフォールトでゲームオーバー。6-0の圧倒的な強さで見事な金メダルを獲得しました。試合時間は55分とやはりスピードゲーム。

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しかし、この彼のタフさ。すごいです。 後でニュースを読むと、「日の丸」を背負ってプレーするのに相当プレッシャーを感じていたとのこと。4大大会を制覇までは純粋に彼自身の挑戦だったのでしょうが、パラリンピックはやはり違うんでしょうね。ゴールデンスラムです!

表彰式では、まずは斉田選手と銅メダルの表彰。先ほどシャツを脱いでポーズを取っていた金のフランス選手は何とダンディな装い!後で観客席まで来てくれたので、子どもは金メダルをさわらせてもらいました。私も「Congratulations!」と言うと、「Arigato!」と返って来ましたよ。

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表彰式の国枝選手、嬉しそうです。隣のオランダ人選手にメダルをかじるよう言われて、かじっていました。本当におめでとうございます。私にも、子どもにも感動をありがとう。

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09/15/2008

Rock you! 車いすラグビー

車いすラグビーは日本からパラリンピック観戦に来ている友人が勧めてくれた種目で、急きょ見に行くことにしたのですが、これが、これが、面白いのなんのって、ハマってしまいそうです!

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まず、会場に着くと、練習中の選手たちに注目。

金髪、鶏冠ヘア、サングラス。おお、なんだかワルそうですが、それがまた楽しそうでカッコいい!!この黒いグローブ。なぜか胸が騒ぎます!

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聞こえてきたのは、Queenの「We will Rock you!」。これがまた合う、合う!子どもは幼稚園の時に習っているので歌えるんですね。足を「ドンドンチャ!」と鳴らしながら歌います。

この日は強豪、アメリカ戦。これがなかなか厳しい。なんせ敵は日本人より一回りデカイ。ラグビーでデカさの違いは大きいですからね。

車いすラグビーは、バレーボールを使い、バスケットボールと同じサイズのコートに4人ずつ入り、トライを取っていきます。パスは前に出してもOK。ドリブルもあります。しかしなんといってもすごいのが、車いすごとぶつかってくるタックル。これが強力!

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日本はアメリカの鉄のディフェンスに塞がれ、ボールを奪ってもなかなか前に進むことができません。完全に動きを読まれ、選手が動く度に車いすごとガンガンぶつかってきます。逆にアメリカがボールを掴んでも日本は思うようにディフェンスできず、ノーマークでトライを許してしまいます。

しかし、ガッツン、ガッツンと車いすごと弾丸マシーンの如く強力に当たって来られるのですから、一体選手の皆さん大丈夫なのでしょうか?本当に心配。

おそらく、それでもヘコタレナイ屈強な男たちが日本代表となっているんでしょう。いったいどんなプロフィールなんだろう?

私が注目したのは、ナンバーエイト、試合中もサングラスをかけた三阪選手。神戸のワールド勤務。かつては東大阪市、花園ラグビー場の近くのラグビーの名門、布施工業ラグビー部員でした。高校時代、練習中の事故から頚椎骨折、その後車いす生活となりました。車いすラグビーを知り、チームに参加しても、自宅に引きこもりがちとなっていたそうです。その後チーム監督の勧めでニュージーランドへ留学、練習漬けの毎日を送り、そレが自分自身を開放するきっかけになったのです。

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アテネパラリンピックでは1勝も上げることができなかった日本チーム、この日のアメリカ戦も善戦しましたが、破れてしまいました。しかし、14日の中国戦で初のパラリンピック1勝をあげました。チームとしてはメダルの可能性がなくなった「遅すぎた一勝」のようではありますが、それでも大きな第一歩だと思います。

帰国したら、絶対車いすラグビーの試合を見に行きたいです!練習でもいいです。そのぐらい面白い!!

車いすが倒れたら、トレーナーの方が来られて起こしてくれます。

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面白いスポーツと出会ってしまいました。でも自分では絶対できません。

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09/13/2008

主将のプライド

苦戦している水泳で日本水泳チームの主将が、金メダルを獲得しました。

11日鈴木孝幸選手の50m平泳ぎによるもので、私は「水立方」で観戦していました。

北京五輪では全く取れなかった「水立方」のチケット。パラリンピックでも水泳は大人気で、チケットは早くから売り切れとなりました。私はチケット販売開始直後に購入してセーフ。

この日は夕方からの試合です。プレ五輪の時は2回昼間に来たことがあるのですが、中にいる分には太陽の光が入る昼間の方がきれいです。外は昼も夜も美しい「水立方」です。

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パラリンピックでも次々と世界記録が更新されている中、決勝の鈴木選手のタイムは世界記録でもオリンピック記録でもありませんでした。子どもは「世界記録じゃなかったね。」とちょっとがっかり。しかし、この日午前の予選で鈴木選手は世界記録を更新していたんです。

鈴木選手のレースは運動機能障害の部。スタートのスタイルもまちまちです。鈴木選手は先天性の四肢欠損なので、左脚は太ももの途中まで、右脚は付け根からありません。腕も左右で長さが違います。飛び込み台から飛び込みました。

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平泳ぎはシメントリーな動きですが、左右のバランスのハンディをどのように克服して泳ぐのだろうかと考えていました。ただ、運動機能障害の選手は写真でわかるかと思いますが、鈴木選手だけでなく、それぞれに左右の身体のバランスが取れない選手が多くいます。

飛び込んだ鈴木選手は一番で浮き上がり、体一つ分開けてどんどん進んで行きます。後半は隣の選手が追い上げてきましたが、逃げきって見事1番でゴールとなりました。

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「水立方」に上がった日の丸。爽快でした。

国旗掲揚の時にスクリーンに映った鈴木選手、端正な顔立ちのイケメンなんですよ!彼は早稲田大学在学中の大学生。きっと学校も水泳も楽しんでるんでしょうね。

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この日の観客席で・・・。

初めはかなり上階にいたのですが、後半に下の方へ移動しました。私たちの隣に女の子が2人やって来ました。子どものほっぺたの日の丸のフェイスペインティングを見て、こちらの方を見てニコニコしています。

「Excuse me, may I speak with you?  Are you Japanese?」と聞いてくるでは。

そうですと答えると、「I like Japanese Animation!  我喜歓日本動画片!」

と日本アニメファンの女の子たちだったのでした。

どんなアニメーションが好きか聞くと、「ドラえもん」のようなものも好きだけど、一番好きなのは「テニスの王子様」だと返って来ました。私は知りませんが、子どもがそのアニメを知っていました。

制服を着た子どもに「北京の学校に行っているの?」と聞いてくるので、子どもが使っている北京市の教科書の「語文」や「数学」、アメリカの「Reading」のワークブックを見せてあげると、子どもが中国とアメリカの教科書を使って勉強していることに驚いていました。

「Kawaii!」と子どもの顔を見て言ってくれたりと、アニメファンらしく片言の日本語もわかるようでした。

パラリンピックは友好ムードたっぷりです。車いすで観戦に来られている人も多く見ました。

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09/12/2008

迫力!車いすバスケットボール

車いすバスケットボールの男子日本対カナダ戦を観ました。

今回の北京パラリンピックで多くの子どもたちが楽しみにしている種目が、車いすバスケットボールのようです。車いすに乗ってどのようにしてバスケをするのか興味深々。うちの子どもも見に行きたいとねだっていました。

日本にいた頃、桑名正博アニキがチームを持っているという話を聞いたことがありました。

子どもが観たがっているのにもかかわらず、試合は平日の昼間。そこで子どもに学校を午前中サボらせて、日本対カナダ戦を見てきました。なんという親なんでしょう。

場所は国家体育館。国家体育場や国家水泳センターなどと同じオリンピック公園にあります。

この日も会場は大勢の人で賑わっており、ほぼ満席。日本の応援団の周辺は空席があったので、応援団の後ろ側に付けました。隣は中国人のグループです。

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バスケットボールの車いすはもちろん普通の車いすではありません。車輪が八の字型になっています。Wikipediaによれば、これはターンしやすくするためなおだそうです。

まず気づくのはディフェンスの激しさ。車いす同士で激しくぶつかり、その結果車いすごと転倒もします。転倒しても基本的には自分で車いすごと起き上がるのです。相手チームの選手も助けてくれます。また転倒すると床に叩きつけられるのですが、サポーターもしてなく、ひざなど痛くないのか本当に疑問。

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また途中でタイヤがパンクしてしまうこともあるほどパワフルなスポーツなのです。

選手は軽々とシュート3ポイントシュートしていますが、考えてください。コートやゴールの高さは一般のバスケットボールと同じです。しかも動きながら座ったままシュートするんですよ。移動するには車いすを手で操作しないと動けませんから、ボールのことだけを考えていては動けないのです。それでも素早いスピードでボールを取りに行き、パスをします。どの選手も腕がとても太く発達しています。どんなトレーニングをするんでしょうね。

選手には元Jリーガーの京谷選手もいます。事故で車いす生活となり、その後車いすバスケットボールの存在を知り、足から腕を使うスポーツへ。

私が着いた時にはすでにカナダがゲームをリードしていましたが、それでも車いすを使った体当たりのディフェンスや3-pointsシュートなど初めて見るスピードとパワーのあるプレーにびっくり。

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しかしカナダは強い。ディフェンスの厚みが違うので、時間が経つにつれて日本のシュートが決まらなくなってきます。逆に日本のディフェンスは徐々に甘くなってきました。なんとかポイントを増やしていくもの、その差はどんどん大きくなりました。

この日、私たちが座った日本チームの応援団のエリアに中国人のおじさんが日の丸を持って応援している姿を見ました。今まで他の国の国旗を持った中国人は見たことがありますが、日の丸は初めてです。

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でも初めて観た車いすバスケットボールはスピードとパワーのスポーツで面白かったですよ。私達がみた翌日、日本は南アフリカ戦を2点差で振り切って、決勝トーナメントに残りました。がんばってほしいです!!

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09/11/2008

北京パラリンピック柔道観戦で元気をもらった日

北京パラリンピックの最初の観戦は柔道です。

私が見たのは9月9日の最終日。男子は100キロ級の広瀬悠選手、女子では70超級で小松璃佳選手が出場しました。

会場は工人体育館。北京五輪ではボクシングの会場でした。入ってみると案外狭いんですよ。座席を多く設営しているからでしょうか。この日は子どもの学校があるため、夕方からの観戦。体育館に着いた時にはすでに始まっており、座席は最上部に空席がある程度でほぼ満席!私たちはなんとか2人席を真ん中ぐらいの段に空席を発見、人をかき分け席に着くことができました。

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パラリンピックの柔道は視覚障害柔道なので、審判が取り組みを組んでから行います。試合が終わったらハグします。これとてもいいですね。

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一般の柔道では、技をかけるタイミングを計るのに結構時間がありますが、すでに組んでいるので、技が出るのが早い。ダイナミックです。

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私達が座った席の回りはほぼ中国人。ところどころフランス人がいたり、左前方にはアゼルバイジャン共和国の大応援団。わざわざ北京に来たのか、北京在住者なのかはわかりませんが、これだけ多くのアゼルバイジャン人を見たのは初めてでした。

やはり、アゼルバイジャン共和国、フランス、日本、中国が目立つこの日の試合でした。

北京五輪の時と違うのは、観客席が友好ムードいっぱいだったこと。中国人客は子どもが大きな声で日本選手を応援していると、一緒に日本を応援してくれました。フランス選手と日本選手の試合の時は両方の応援を見て楽しんでいました。

「Gambare!ってどんな意味?」、「Nipponってどんな意味?」、「中国加油を日本に置き換えて日本語で言うとなんて言うのか?と聞いて来る人も何人かいました。「Gambare!」と子どもと言ってくれたのも嬉しかったです。

私たちも中国選手が出てきたときには中国選手の応援もしました。

この日観た最大の大勝負は、男子100キロ級の中国のWang SongとハンガリーのGabor Papp の一戦。序盤にPapp選手が技ありを取り、ポイントを大きくリードしていましたが、その後Wang Songも「技あり」を取り、展開がわからなくなります。すでにWang Songは、「待て」が入るたびに肩で息をしていてかなり疲労が大きいと見ました。試合の最後の11秒で、再度取り組みを始め、残り5、6秒でWang SongがGabor Pappを投げて一本。勝負にこだわった一本は見事でした。

日本の小松選手も広瀬悠選手も残念ながら銅メダル決定戦で負けてしまい、この日は日本はメダルはありませんでした。小松選手は試合後足を痛めたようで、足を引きずりながら退場していたのが痛々しかったです。

しかし、小松選手はなんと44歳、頑張ってます。中日新聞によれば、

30代で目に異変を感じ、33歳で徐々に視野が狭くなり視力が落ちる「網膜色素変性症」と診断された。父は既に他界、脳出血で倒れた母春子さん(84)を介護していた。入学した盲学校では、いじめにあい退学。自殺を考えるほど追い込まれた。

 岡山県から親類のいる金沢市へ移り、通い始めた石川県立盲学校で柔道と出合う。北信越交流大会でいきなり優勝。本格的に始めたのは38歳だが、恵まれた体格で力をつけ、国際大会で銀メダルを取るなど北京を引き寄せた。


彼女のバックグラウンドを読んだだけで、一人の女性として尊敬してしまうのですが、どうか、痛めた足を直して、また畳に戻ってきてほしいです。アラフォーのみなさん、まだまだ新しいこと始められますよ!私も元気と勇気をもらった気分でした。

広瀬選手はなかなかカッコイイですよ。でも、もうすぐご結婚だそうです!これからも柔道続けてほしいですね。

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08/27/2008

北京パラリンピックのチケットがまた熱い

北京オリンピックは終わりましたが、北京パラリンピックが9月6日から始まります。

チケットは6月の後半からインターネットで販売が始まっていましたが、皆様それほど興味がないのか、北京オリンピックにフォーカスしたままなのか、8月初めになってもまだラクラク買えておりました。

8月15日から中国銀行での窓口販売と、インターネットでオーダーしてあるチケットの印刷が始まりました。

私も閉会式直前の23日に中国銀行に行ってすでにオーダーしてあった水泳、陸上、車いすテニスのチケットを印刷してもらい、無事受け取ることができました。

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今回は北京五輪の時とは違い、北京では30ほどの支店でしか販売、印刷を扱っていません。そうとも知らず北京五輪チケット販売の時に指定した受取り支店に行くと、セキュリティが店内に貼った扱い店舗一覧表を指差し、「これをよく見て。」と。相変わらずふざけたロジスティクスの北京五輪。この一覧表を1部もらえないかと聞くと、もらえないのです。メモに近所の支店を書いてその日は帰宅しました。

そして23日仕切り直して指定支店のひとつに行くと、7,8人程度が待っていました。他の人は大体その場で購入して、印刷してもらっているようです。窓口でチケットの有無を問うやりとりをしているので、一人をさばくのに時間がかかります。大体1人当たり、10分程度かかっています。

その時は3,40分待たされて自分の番号になりました。受け取るにはパスポートが必要になります。

その後、子どもがまだいろいろ見たいというのでオーダーしてみると、陸上、水泳、フェンシングはオーダーができなくなっていました。数は入るのですが、「Currently unavailable」となり、「on request」となります。すでに売り切れているのか、調整中なのかわからず、中国銀行に行ってみると、チケット購入に大勢の人が待っていました。番号札をもらうと、25人待ち!窓口二つで1人10分かかっているのでは、2時間待ちです。

しかも、掲示板を見ると、水泳、フェンシング、射撃、卓球、サッカーはすでに売り切れ。陸上もほぼ売り切れ状態でした。

私たちは車いすバスケットボールが買いたかったので、自宅でネットで無事オーダーすることができました。車いすバスケットボールはすでに組み合わせが発表になっているので、中国戦とからまない日時ならまだ買うことができそうです。

しかし、すごいこの過熱ぶりに驚きました。

北京五輪を生で見れなかった人や、北京五輪に感動した人々がパラリンピックも見たいと思ったのでしょうか。

パラリンピックでは水泳の成田真由美さんや車いすテニスの国枝慎吾さんなど、活躍が期待されている日本選手も多く出場します。大人よりも子どもたちがパラリンピックに興味があるという声も身近に聞きます。

観戦したい方はお早めに。

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たくさんの宝物

子どもとオリンピックが終わったことについて話しをしました。

子どもも私もずっと楽しみにしていた北京オリンピック。開会式2週間前に火がついた、「にわかオリンピック浮かれ」でのではないんです。ずっと前から浮かれてるんですよ。なんせプレ五輪からいろいろ見に行きましたから。

私たちはいろんな種目を観戦したというよりも、何度も同じ種目を観戦に行きました。そうすることで、その競技場のことや、種目のこと、ルールなどが段々深く知ることができました。

自宅のテレビだけでなく、JAPAN HOUSEでもよく観戦しました。恥ずかしいことに読売新聞のブースの方にもすっかり顔を覚えていただいておりました。

子どもは競技では陸上とソフトボールがよかったと言っていました。陸上は実際に「鳥の巣」で観戦し、日本選手の応援ができたこと。また世界一速いボルト選手の走りも「流し」でしたが、見ることができました。そして、日本選手の100mX4リレーでの銅メダル!すっかり陸上マニアとなり、三里屯MIZUNOでは短距離のスタートダッシュをさせてもらったり、スパイクを手にとってすっかりハマってしまいました。それだけに劉翔の棄権は子どもにとっても残念でした。

水泳競技を見ることができなかったのが、我が家の反省点です。1次販売でチケットを購入しておくべきでした。

子どもは赤いジャパンハウスのストラップに、ミッキーの丸いバックルを付けて、自分に手造りの金メダルをつくっていました。メダルにはピンバッジを付けています。いろんな応援グッズもいただきましたが、「おかあさん、ぼくの宝物はこれ。」と言って見せてくれたのが、この星野ジャパンのバッジです。

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子どもがジャパンハウスのトイレで居合わせたある「おじさん」からいただいたそうです。子どもの ことなので、プロ野球関係者か、一般の方かももちろんわからなく、なんせ男子トイレの話しですから、私もどなたから頂いたのか見当がつきません。頂いたものは新品で袋に入っていました。

子どもはこれを大事にしていて、ずっと付けることすらしませんでした。ただ観戦に行った準決勝の時はこれを付けなかったことを後悔していました。

ある意味、「メダルは金しかいらない」という星野監督の前言通りの結果になりましたが、子どもにとって星野ジャパンは憧れのドリームチームです。北京では日本のプロの野球の試合を見ることはありませんから、北京在住の日本人の子どもたちには本当に楽しみにしていたオリンピックでした。

関係者の皆様、少年達はいろんなことを言っても、野球が大好きな子が大勢います。今後野球を世界に広める努力をして、野球をオリンピックに復活させてください。そのためにはペナントレースが短くなってもいいじゃないですか。世界に魅せることができる日本の野球にして、今小学生の子どもたちが世界で活躍できる「場」をつくってやってください。それが私たち親子が日本の誇りを勝ち取れる瞬間でもあると信じています。

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08/25/2008

野球準決勝日韓戦で嫌がらせを受ける-2

試合が終わったのが1時過ぎでしたが、私たちは全く食欲もなく、試合に負けたという気落ちというより、自分たちのプライドが傷つけられたということ、母子だけなのに誰一人韓国人から何とかしようという行動が起こされなかったことにショックを受けていました。

地下鉄に乗りJAPAN HOUSEへ直行することにしました。子どもはお友達にも会えるかもしれませんし、日本選手の活躍を見ることもできるかと思いました。

到着すると、ちょうど星野ジャパンがホテルに戻ってきたところ。さすがにその時はもう野球からは離れたい気分でした。子どもは普段はあまり関心がないシンクロナイズドスイミングをじっと一番前でじっと見ていました。

しばらくすると、同い年ぐらいの友達5人ほどと会い、一緒に遊び始めました。するとG.G.佐藤が2階から1階に下りて来たところを見て、その少年達が「G.G.佐藤ってエラーしまくってる選手だよな。」と彼に聞こえるように言うキツイ一発!そりゃ子どもたちはシビアですよ。あれだけやっちゃうとね。少年達の夢も消えてしまいましたね。

3時すぎになり、ようやくマクドナルドで昼食をとりました。

日本大使館に電話をし、今回のことを説明すると、しばらく待たされた後、北京オリンピック委員会の観衆のためのコールセンターがあるので、そこに連絡してほしいとのこと。ケガもしてないので、大使館としては何も対処してくれないということなのだろうかと不満。あるいは日韓戦でこのような電話が多発していたのでしょうか。

それでもコールセンターに電話をかけて事情を説明し、1.ボランティアのセキュリティ対策が徹底されていないこと。入口でチケットの確認をすれば、かなりの状態は防げたはず。2.韓国大使館に今回の事態を説明してほしいことを求めました。もちろん本当に私が言ったことをしているかなどはわかりません。

日本大使館やコールセンターに電話しても、「本当に人の話を聞いているの?」という反応ばかり。子どもは少し気がおさまりかけたもののやはり、自分の名誉が回復しないことにモヤモヤしていました。私も全く同じでした。

子どもとその後三里屯へ行き、もう食事をつくる気力もないので、夕飯を軽く食べることにしました。私は落ち込んだ顔をしていたのでしょう。隣のテーブルにいた6,7人ぐらいの男女混合の中国人グループの一人が「Welcome to Beijing!」とグラスを持って乾杯を求めてきました。

「私、北京に住んでるんですけど。」とまず一言。でも、「何かあったんですか?」と私に尋ねてくるでは。その人に今日の事情を説明したところ、状況をわかってくれました。そして彼らのテーブルに来ないか言われましたが、そろそろ私は帰ろうとしていたので、遠慮させていただきました。しかし彼らが代わる代わる私のテーブルに来て私と話をしてくれ、そのうち誰かがビールを一杯ごうちそうしてくれました。

そして、お勘定の時には彼らが払うというのです。もちろん断りましたが、彼らはそれが中国式の歓迎だから、どうか彼らの好きにさせてくれというのです。

中国人は面子を重んじるので、最後にはゴチになることにしました。

日本人として、人としてのプライドを傷つけられ、最悪の1日だと思っていましたが、彼らの気配りと暖かさに触れられたことが嬉しくてたまらず、帰り道はポロポロ涙を流して帰りました。何度も書いていますが、中国人は本当に一人一人は暖かい人々ですよ。私はこの国でいろんな目に遭ってきました。中国人から嫌な思いをしたこともありますが、でも助けてくれるのもやはり中国人。大陸的な大きな懐を持っています。

この件で私がやらなければならないことはまだありましたが、でも少なくとも一日を落ち着いて締めくくることができたのは、彼らのおかげでした。

私はその翌朝韓国大使館へ事の流れを英語で書いたメールを書き送りました。日本大使館へも同じ文面を送っておきました。しかし韓国大使館へ送ったメールは丸1日を経過してエラーとして戻って来ました。月曜日になり、もう一度韓国大使館へ再発送したところです。

ソフトボールの決勝戦を見たところで観戦は終わりにしておけばよかったのでしょうが、第2次販売の抽選で当たった野球の準決勝のチケットですからね。逆に「野球準決勝の前にソフトボールに行っておきなさい。」と神様が配慮してくれて、ソフトボールのチケットが買えたのかもしれません。

この顛末何か発展があればまた報告します。

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